振り込め詐欺の4類型と振り込め詐欺以外の詐欺をまとめた総称です。
振り込め詐欺の4類型には、
があり、県内では特にオレオレ詐欺や還付金等詐欺の被害が目立っています。
振り込め詐欺以外の詐欺には、
などがあり、主に投資を装った詐欺が多発しています。
手口 | 発生件数 | 被害額 |
---|---|---|
オレオレ詐欺 | 21件 | 約5,920万円 |
架空請求詐欺 | 39件 | 約1億7,960万円 |
融資保証金詐欺 | 8件 | 約1,090万円 |
還付金等詐欺 | 3件 | 約320万円 |
振り込め詐欺以外の詐欺 | 32件 | 約3億7,860万円 |
『特殊詐欺』合計 | 103件 | 約6億3,140万円 |
家族や警察官、弁護士等になりすまし、「会社のお金に手を出してしまった。」「不倫相手を妊娠させてしまった。」「交通事故を起こして示談金が必要。」などの電話をかけ、現金を振り込ませる詐欺。
【その1】冷静になってとにかく疑うこと!
相手をすぐに信用しない。焦らない。家族しか知らない質問をする
【その2】情報を与えない!
「オレオレ」と言っても、こちらから絶対に家族の名前を言わない
【その3】警察官等を名乗ったら、相手の所属や名前を聞き確認する!
相手が告げた番号ではなく、NTTの番号案内(104)で調べる
【その4】振り込む前に、まず相談!
相談してからでも遅くはありません
警察官や銀行協会を騙ったオレオレ詐欺の場合、犯人が自宅まで現金や通帳を取りにくることが多いので、絶対に現金などは渡さず、すぐに警察に通報してください。
インターネットサイトの利用料や登録料、その他架空の債権の請求を葉書やメールで送付し、不安になって連絡してきた被害者から現金を振り込ませる詐欺。
メールに記載されたアドレスをクリックするだけで高額な登録料などを請求するケースもあります。
【その1】身に覚えがない請求は無視!
自身に覚えがなければ家族にも確認
【その2】葉書やメールにある連絡先には絶対に連絡しない!
個人情報を知られて騙されてしまう
無視できない請求もあり、簡易裁判所から「支払督促」や「呼出状」が届いた場合には、まず簡易裁判所に書類の真意を確認しましょう。(電話をする場合にはNTTの104で確認)
「低金利で融資」「保証人・担保は一切なし」などの葉書やメール、FAXを送りつけて融資を勧誘し、申込者から保証金や手数料などの名目で現金を振り込ませる詐欺。
【その1】安易に申し込まない!
甘い話しには裏がある。融資が必要なら正規の業者に申し込むべき
【その2】すぐに保証金を振り込まない!
再三の振り込み要求があればおかしい
突然、事業所や自宅に届いた融資のFAXや電話には要注意。
市役所や社会保険事務所を装って、「医療費の払い戻し」「税金の還付」などがあると言葉巧みに騙し、ATMを操作させて、指定した口座に現金を振り込ませる詐欺。
【その1】市役所や社会保険事務所からの還付金話は信じない!
そのような還付金はありません
【その2】犯人が使うキーワードを覚えておく!
『市役所保険課、福祉課』『社会保険事務所』
『医療費の還付がある』
『以前に通知を送っている』『今日ならまだ間に合います』
『0120-×××-○○○にかけてください』
『お客様番号△△△△△△です』
『○○(スーパーなど)のATMコーナーに行ってください』
【その3】相手の名乗った行政機関に確認する!
相手の言った番号ではなく、市役所等の番号を調べて問い合わせる
還付金をATMで受け取ることはできません。本当に還付金があるのであれば、行政機関の窓口で手続きを行うはずです。
犯人は、ATMに着いたら電話をするように言ってきます。携帯電話を使用しながらATMの操作をする必要があるのはおかしいと思ってください。
○金融商品取引名下の詐欺
実際には対価ほどの価値がない未公開株、社債等の有価証券や外国通貨、又は架空の有価証券等への投資について、電話やダイレクトメールなどにより虚偽の情報を提供し、その購入名目で金銭等を騙し取る詐欺。
○ギャンブル必勝情報提供名下の詐欺
不特定の者に対して、パチンコ攻略法等の虚偽の情報を提供するなどした上で、会員登録料や情報料等の名目で金銭を騙し取る詐欺。
○異性との交際あっせん名下の詐欺
不特定の者に対して、一度だけ異性と会せたり、異性に関する虚偽の情報を提供するなどした上で、会員登録料や保証金等の名目で金銭を騙し取る詐欺。
【その1】絶対に儲かる話はない!
犯人は投資をすることで「絶対に儲かる」「元本保証」等と言ってきますが、絶対に儲かる投資話はありません
【その2】パンフレットを信じない!
犯人は事前に自宅に企業のパンフレットを送付してくることがありますが、そこに書かれている情報に騙されないでください
【その3】犯人がよく使うキーワードを覚えておく!
『パンフレットが届いていませんか』
『限られた人しか購入できない』
『この会社はもうすぐ上場予定です』
『私たち(会社)の代わりに購入してくれたら○倍で買い取ります』
『未公開株、水資源、外国通貨、太陽光発電』など
投資の勧誘話については、このような詐欺の場合もありますが、正規の企業による投資の場合もあるため注意が必要です。